葉酸はビタミンBの一種です。
その働きは主にたんぱく質の合成とDNAの合成。
美容効果はもちろんですが、厚生労働省は妊婦に葉酸の摂取を勧めています。
母子手帳にもしっかりとるべき栄養素として載っています。
妊婦に葉酸を摂取する最大の理由は、胎児の神経管閉鎖障害の予防のためです。
神経管閉鎖障害とは妊娠初期の胎児が脳や脊髄に異常をきたすことです。
それによりADHD(多動症)や運動障害、深刻な場合は無脳症などの先天性の異常が起こる可能性がたかくなります。
葉酸は細胞分裂を促す作用があるので上記のリスクを大幅に低減できるのです。
妊婦はもちろん妊活中の男性も摂取することがおすすめ
そんな妊婦に大事な葉酸ですが、実は妊活中の男性もきちんと摂取することで胎児の先天異常や奇形のリスクを低減できるんです。
というのも葉酸は卵子はもちろん、精子の細胞分裂にも深く関係しています。
男性が葉酸を摂取することで染色体異常をもった精子が減り、正常な精子の生成が可能となるんです。
また精子だけでなく葉酸は赤血球の形成、結果として心臓や血管の防御効果、がんの予防効果もあります。
男性は1日どれくらいの葉酸を摂れば良いのか?
では私達男性は1日どれくらいの葉酸を摂取すれば良いのでしょうか?
18歳以上の男性が推奨されている1日の摂取量は240マイクログラムと言われていますが、あくまでそれは栄養所要量。
できれば1日800マイクログラムから1000マイクログラムを補給できれば最適です。
葉酸を豊富に含む食品としてブロッコリー、キャベツ、玄米、オレンジなどがあります。
葉酸の効果 まとめ
男性が葉酸の補給で得られるメリットを整理します。
- 正常な精子の生成
- 心臓病や血管系の疾患のリスク低減
- 骨粗鬆症のりクス低減
- がんの予防
- うつ病、精神障害の改善
男性も積極的に葉酸を摂取することで体の土台作りができます。
セックスミネラルと呼ばれる亜鉛などと一緒に日々の食事で足りない分はサプリで摂取しましょう。