ペニスが勃つには勃つけどギンギンじゃない、挿入できるぐらいにはなるけどパンパンに硬くない。
このような経験をしている中高年男性も多いのでは?
かく言う私もそうでした。
これは広義な意味でのED(勃起障害)の症状です。
ED、ちょっと前まではインポ(インポテンツ)と呼ばれ、もっぱら全く勃たない状態の男性をこう呼んでいました。
しかし最近では
- 「勃ちが悪い」
- 「硬くならない」
- 「中折れする」
状態の男性も増加しED(勃起障害)の症状と認められています。
目次
ペニスの勃ちが悪い、硬くならない原因
「勃ちがわるくなったのは歳のせい」この一言で片付けるのは簡単です。
確かに加齢によって体のあちこちにガタがくるのは否めません。
ただ心がけ次第では男性は生きている限り、子供をつくることも可能です。
事実、90歳代で子供を作った人も世界にはいます。
では、我々のペニスの勃ちが悪くなる原因、硬くなりずらい原因はなんでしょうか?
血流の悪化
第一の原因は血流が悪くなってペニスへの血液流入量が保てないことです。
ペニスの動脈は直径1ミリ程度と人体の動脈の中で一番細いとされています。
長年の生活習慣や疾病(主に糖尿病)で血管が固くなり、血管内にも詰まりがでてくると第一にペニスに症状が出るのです。
男性ホルモンの低下
最近では30代、早い人では20代から男性ホルモンの分泌が減ってしまう人もいます。
男性ホルモンの分泌が減ってしまうことで、一酸化窒素(NO)の産生やその標的であるサイクリックGMPも減少します。
またドーパミン(興奮作用のある神経伝達物質)も増やすことができず、結果、性欲が減少し、勃ちがわるくなったり、勃っても硬くなくなってしまうのです。
ペニスの勃ちや硬さを取り戻すための対策
勃ちの反応を良くし、硬さを取り戻すためには以下の事が有効とされています。
血流改善のためには
タバコの本数を減らす・過度のお酒をやめる
タバコは血管を収縮させ、血流を阻害する要因の第一位です。
ただし、本数えお減らすだけでもかなりの効果がありますので、いきなり完全禁煙しなくても大丈夫です。
またアルコールも適度の量ならリラックス効果がありますが、過度の飲酒は勃起中枢を麻痺させ勃ちづらい状況になります。
脂っこい食べ物を制限する
ジャンクフードや脂っこい食事は確かに食欲をそそります。
ただし高脂肪の摂取で血液がドロドロとなり流れにくくなるのも事実です。
できるだけ野菜なども摂り、脂っこい食事は頻度を控えましょう。
運動する習慣をつける
運動不足により血流がわるくなります。
海綿体への血液流入が阻害され勃起力がおちます。
運動で血流改善できますが、最近の研究ではウォーキング程度の強度だと血流改善は容易ではないことが分かっています。
最低ジョギングなどの有酸素運動は必要です。
男性ホルモン増加のためには
ストレス解消の手段を見つける
適度のストレスは健康に良いですが、過度のストレスは男性ホルモンの分泌にも影響します。
また勃起は副交換優位でおきます。
気分転換ができる趣味を持つことが必要です。
良質な睡眠をとる
睡眠はホルモン分泌が行われる大事な時間帯でもあります。
良質な睡眠をとることで男性ホルモン、成長ホルモンの分泌がしっかりとできて、精神的、肉体的な健康が得られます。
最新の研究では寝始めて最初の深い睡眠(徐波睡眠)が重要だと言われています。
精力剤サプリも摂り入れる
上記に書いたことを実践することはとても大切なことです。
ただし、現実的にはストレス過多で多忙な日々を送っている男性にすべてを実践するとなるとかなり厳しいと思います。
精力剤サプリを普段から摂っておくことで、体の土台作りが可能になります。
もちろん、バイアグラ等の勃起薬のような即効性はありませんが、勃起薬はいわば対処療法であって、飲んだ時だけしか効果はでません。
それと比較して精力剤サプリは継続して飲むことで体の根本部分から徐々に変えていく効果があります。
- 勃ちが悪い・中折れもEDのうち
- 原因の大半は血流
- 男性ホルモンの低下も増えてきている